先週行われたDevstream 174では、アップデート「壁の中の囁き」についてや、先日実装されたアップデート「Dagathの深淵」の振り返りなどを行いました。今回の配信ではメーガン(コミュニティディレクター)、レベッカ(クリエイティブディレクター)、パブロ(デザインディレクター)、エリック(リードサウンドデザイナー)、グラント(プログラマー、最近だとコンパニオンシステム改善を担当)が出演しました。
Devstream 174のアーカイブは公式YouTubeチャンネル、あるいはこの記事からハイライトや切り抜きをチェックできます。
- 11月5日のBaro Ki'Teer訪問時、TennoCon 2023 Twitch Drops限定だったGotva Primeがラインアップに登場します!
- 現在進行中のQuest to Conquer Cancerチャリティキャンペーンで、Warframeコミュニティは100,000ドル以上を集めることに成功しました! キャンペーンについてはこちらから確認できます。
- 配信終了後24時間、Lotusの贈り物アラートが発生します。オロキンリアクターとオロキンカタリストをゲットするチャンスをお見逃しなく。
- 「疫病の星」イベントが11月8日に復刻!
2021年以来となる復刻イベントでは、数々の改善点を加えられ開催されます。
まず、イベントをプレイするために必要である「感染触媒」と「エイドロン感染防御体」、これらをギアメニューに装備する必要性を削除しました。今後これらのアイテムは選択した依頼ランクによってミッションに自動で適用されます:
ランク1:疫病の星
このランクは従来のイベントモードであり、プレイにエイドロン感染防御体や感染触媒は必要ありません(よってこれらのアイテムの効果も適用されません)。
ランク2:疫病の星:アドバンス
この依頼ランクを選択するには、インベントリにエイドロン感染防御体と感染触媒両方を所持している必要があります。ミッションでは両アイテムの効果が適用されます。
ランク3:疫病の星:鋼の道のり
鋼の道のりモードは高難易度コンテンツをプレイしたいテンノ向けのものであり、その分クバやEndoなどのボーナス報酬を得られます。この依頼ランクを選択するには、インベントリにエイドロン感染防御体と感染触媒両方を所持している必要があります。ミッションでは両アイテムの効果が適用されます。
これらの変更によって、これまで問題視されていた寄生プレイの懸念に対処し、依頼画面から難易度を定められるようになります。
先週のホットフィックスでは年末実装のクロスプラットフォームセーブに向けて、クロスプラットフォームクランとフレンド機能が実装されました。機能に関する詳細はこちらのフォーラムスレッドから確認できます。
クロスプラットフォームセーブ機能実装に向けて、有料パックコンテンツの統一性が求められます。これにより、Prime Accessコンテンツにも少なからず変更が適用されます。
現在PC版では4種類のPrime Accessパックがあります。様々なプライムコンテンツを含む3つのパックと、アクセサリーパックを求められます。
コンソール版では2種類のPrime Accessパックが提供されています。1つはプライム装備(WARFRAMEや武器)を含むもの、そしてもう1つはプライムアクセサリーが含まれたパックです。
計画としては、PC版でコンソール版と同様の2パック体制をベースに変更を行い、3つ目の全てのアイテムを含むパックを追加する予定です(この3つ目のパックはコンソール版でも実装されます)。
次のPrime Accessでは、機種問わず全プレイヤーへ3種類のパックが提供されます:
- 全てのプライム装備(WARFRAME、武器、プラチナ)を含むパック
- プライムアクセサリーとボーナスプラチナなどの追加アイテムを含むパック
- 上記の全てのアイテムが含まれたパック
注意事項:今回の配信ではこの変更によってパックに含まれるプラチナ量やブースターなどの詳細は明かされませんでした。これらの詳細については11月のDevstreamで発表されます。
アップデート「壁の中の囁き」のコンテンツ情報は11月のDevstreamで特集を行う予定ですが、今回の配信では今発表できるコンテンツを少量まとめ公開されました。ストーリースキップやクランイベント、次回のWARFRAME、Sevagothデラックススキン、肌のシェーダー機能、クラシックレンダーの廃止、新たなフォグ機能などが今回の配信では紹介されました。
Liger Inuzuka氏によるデザインのSevagothのデラックススキンは今年のTennoConで公開されました。このスキンはアップデート「Dagathの深淵」で追加される予定であり、これと共に他のスキンも実装されます:
カスタム「墓石」
Sevagothデラックススキンの墓石はオービターデコレーションとしても飾ることが可能であり、Sevagothテーマの内装を整えることができます。
Gillychap ショルダーアーマー
Sevagothはデラックススキンだけでなく、お供も付いてきます! Gillychapはカテゴリ的にはショルダーアーマーに分類され、装備することでこの魚類のお供がミッションについてきます。
GillychapはSevagothの忠実なる魚のしもべであり、肩周りを浮遊しながらどこまでもプレイヤーについていきます。
「Sleeping in the Cold Below」リミックス
更にこのデラックススキンコレクションには、特有のテーマソングが付属されます。このコレクションには"海賊風"リミックスが施された「Sleeping in the Cold Below」が含まれ、Somachordから演奏ができます。この曲はSevagoth's Shadowのテーマ曲としても流れます。
Epitaph Cirriped スキン
そしてSevagoth Glaukusの武器となるEpitaphもデラックス仕様でスキンが追加されます。
アップデート「壁の中の囁き」でプレイできる新クエストは、「新たな大戦」クリアを条件としたコンテンツとなります。新規プレイヤーがコンテンツにより早くアクセスできるため、現在ストーリースキップシステムの実装を検討しています。新規プレイヤーが10年以上のコンテンツをどれだけスムーズに消費できるか、最近の開発ではそれらの考察が行われ、周回減少、クエストシステムの改善など既に様々な変更が行われてきました。
以上を踏まえ、新規プレイヤーが最新のコンテンツへ瞬時にアクセスできる、ストーリースキップシステムの検討を行っています。
このストーリースキップシステムに関して、現在プレイヤーコミュニティからフィードバックを募集しております。ディスカッションに興味がある方は是非公式フォーラムスレッドで意見を投稿してください!
このシステムの発展については、11月のDevstreamを始め今後のDevstreamや配信などで更新を続ける予定です。今後の発表に乞うご期待ください。
これらのコンセプトアートはQuest to Conquer Cancerキャンペーンの寄付ランクの報酬として解除されたものと、TennoVIPイベントで公開されたものです:
このアートのインスピレーションはズバリ「もしWarframeの世界にフランケンシュタインの研究所があったら?」です。この画像にはエントラティ研究所の一面、スケール用のExcalibur、そして「器」が描かれています。
「器」とは? その答えは「壁の中の囁き」で確認しましょう。
Albrecht Entratiの初期デザインのコンセプトアートです。
上記のアートは「Warframe:1999」よりのものになりますが、コンセプトとしては「もし感染体が西暦1999年に現れたら?」となっています。現在、敵に付いているブラウン管テレビに当時のCMなどを流すか検討しています。
仮名「Slinky」はササヤキ勢力のVIPユニットとなる予定です。元はオモチャのスリンキーのような動きをする予定でしたが、動きが遅かったため、今は車輪のような動きでプレイヤーを襲うようになります。
アップデート「壁の中の囁き」実装直後、新しいクランイベントを開催する予定です。これは「オルフィクスの毒牙」作戦以来初のクランイベントです。現在このイベントはリーダーボードなしで開催される予定です。ゴーストクランはソロクラン同様のバランスで調整されますが、クラン人数が多いほどクリア難易度が下がる仕様となります。
アップデート「壁の中の囁き」までに実装が間に合うかは不明ですが、現在肌のシェーダーレンダラー機能改善の開発を行っており、実装後はより深みのある肌の表現が期待できます。
新しい環境エフェクトして、新しいフォグ効果がWarframeで実装される予定です。この効果は現在開発中の別ゲーム『Soulframe』で使用されており、今後Warframeで追加されます。これにより、パフォーマンスを下げずによりリアルな霧の視覚効果を表現できることを期待できます。
この新効果の実装により、PC版のアップデート「壁の中の囁き」ではクラシックレンダーシステムが廃止されます。このシステムはコンソール版ではアップデート「Dagathの深淵」で廃止されました。
クラシックレンダーシステム廃止後も、低スペックPCでWarframeを楽しめるよう開発を進める予定です。
アップデート「Dagathの深淵」実装から1週間弱が経ち、今もホットフィックスなどでバグの修正や調整を行っていますが、今回の配信ではアップデートで使用されたサウンドに関する話や、コンパニオンシステム変更を手掛けたグラントからも一言をもらえました。
今回のアップデートで使用されたサウンドは、主に以下の点を重要視にデザインされました:
- Dagathの曲はWarframeで初となる、木管楽器をメインにした楽曲となっています
- テルミンの音を木管楽器で代用する、を目的としています
- Danny Elfman(ダニー・エルフマン)がインスピレーションの源として言及されました
更に、アップデートで使用されたサウンドには、イタリアから取り寄せた、通称「ホラーマシン」を活用しています:
サウンドデザイナーのポールによる、DagathのRakhali's Cavalryアビリティで使用されたサウンドがどう生まれたかの説明動画もお楽しみください。
コンパニオンシステム改善を手掛けたプログラマーのグラントによる、今回の仕様変更に関する解説を配信で行いました。アップデート「Dagathの深淵」で実装されたパート1では、コンパニオンの耐久仕様と新MODが取り上げられました。
コンパニオン耐久に関しては、高難易度コンテンツでコンパニオンがすぐ倒されてしまい、使用が困難であるとコミュニティからフィードバックを受け、せっかく育てたコンパニオンを使う機会が減ってしまったという問題点を改善するため、コンパニオンはミッション中倒されても離脱しないようになりました!
新MODの要因は、いかに自身のプレイスタイルをコンパニオンと共に強調できるかであり、MOD構成によってコンパニオンとの絆が深まることを目的としています。
コンパニオンシステム改善のパート2は来年行われる予定であり、そこでは主にコンパニオンMODと武器の見直しが検討されます。より幅広い構成を可能とし、自身のプレイスタイルを強化することを目的とし開発が進められています。
最後に、「キーシェア」についてです! アップデート「Dagathの深淵」では数年ぶりとなる「キーを消費することでアクセスできるミッションコンテンツ」が復帰しました。これにより分隊とのコーディネーションが必要不可欠となりました。これまでのWarframeコンテンツ同様、今回のこのコンテンツはキーミッションが2023年の『Warframe』でどう扱われるかを定めるためのテストであり、これを元にこのシステムをどう改善するか考察されました。
現在このシステムはプレイヤーにとって混乱を招くものだと、配信内でもレベッカが認識しており、今後のホットフィックスでこのゲームモードの修正と調整を行う予定です。